講師紹介
山本塾 塾長/1級左官技能士 山本 健
私たちも長い歴史に支えられた「技術」を受け継ぎ、
そして…若い世代へと手渡して行きます。
職人の手による左官仕事は増加傾向にあります。作業現場での、材料となる“土”の醗酵や塗布した際の反応や状態などを見極め、「土を固める」「色の表情を出す」「形づくる」ためには、正しい知識と高度な技術が必要です。さらに、外壁仕上げなどの広い面積の施工には、複数の左官職人の息のあった連携による、全体を通したムラのない仕上げが要求されるのです。 個々の“技”とチームワークを兼ね備えた「職人集団」こそが、こうした技術を受け継ぎ、そして明日へと紡いでいくものと考えています。私たちが受け継いだ技術をより広く伝えるために、左官塾を開校しました。当塾の講師陣は高度な技術を持ったプロ中のプロばかり。指導員免許や特殊技能免許などを取得した外部講師陣も招いています。こうした幅広い技術を持つ講師陣から学んだノウハウを幾度もの失敗を繰り返す中、実習を重ね、自分のモノにしていくのが当塾の特徴です。
左官職人/2級左官技能士 縄田 義行
後世に残る仕事の醍醐味を体感しています。
昭和46年、左官職人になることを決め、熊本から関西に。鉄筋コンクリート造を主体とした左官屋に弟子入りし、同じ年頃の競争相手が多い中、苦労や達成感を味わう毎日。6年間の修業を終えた後、工務店に就職しました。工務店での作業は左官業に精通していたため、基礎型枠やブロック・レンガ積み等の技術を修得することができました。30年間お世話になった工務店を退社した後、左官山本組に入社。基礎からまじめに学んできた「技術」を生かせる、より高度で本格的な漆喰塗りなどの現場に、私ならではの「仕事」を刻み込んでいます。